それから、ゆうりを見るだけの月日が経ち・・・。 ゆうりは三年生になったようだ。 部活も受験に変わったのだろうか、いつも背おっていたラケットは消えていた。 ・・・―季節も変わり、夏。 夏休みが始まったのだろう。 ゆうりを見ることはなくなった。