もう遅いので隼人が
泊まっていくことになった。

翌日、病院に行こうとすると
隼人もついてくると言い
2人で病院に向かった。

診察中、医師に
『前回の診察時には確認できた
胎児の心拍が確認できません…』
と言われ、事態が飲み込めなかった私に
医師は『大変残念ですが稽留流産です…
胎児がお腹の中で亡くなっています…
このままにしておくと
あなたも危険になることがあるので
近いうちに掻爬(そうは)手術を行いましょう…』
と言った…

会計の時に掻爬手術の予約をし、
その日は部屋へ帰り、
隼人に上手に説明が出来なかった…

そのまま私が独りででも産んで
育てていくつもりだった
赤ちゃんが流れてしまった…

私が愛した人の子を
私は守ることが出来なかった…

こんな私の元に来てくれたのに
守れなくてゴメンネ…
産んであげれなくてゴメンネ…