｢えー、ケチ。じゃあ、どんな人なの？｣


｢優しくていじめたくなるやつ。｣


｢なにそれ...笑｣


圭吾の顔を見ると、少し照れてる。

圭吾をこんな顔にさせてる子は羨ましいなぁ...

って、私最低な女だな〜...。


｢でも、俺どうしたらいいんだろう...叶わないからなぁ...。｣


｢グイグイいくしかないでしょ。｣


｢その人、好きな人いるっぽいから確実に無理なんだよ。｣


こんなに、悩んでたの...？
あんな、ふざけてたけど本当はこんなに苦しんでたの...？


｢恋愛相談これからも、聞いてよ。｣


｢ﾁｯしょうがないなぁ｣

と、ふざけて舌打ちして返した。


｢女子で舌打ちする人初めて見た。｣

｢えー、ゲームの時とか普通しない？｣

｢あー、わかるかも。そういう女子嫌いじゃない。｣


え...？どういう意味...？


｢じゃあ、恋愛相談これからも聞いてくれよな。｣

そして、圭吾は友達に誘われてどこかに遊びに行ってしまった。

今のどういう意味...