その中の、紺地のものを手に取る。
柄は朝顔。
暗めの紺色に、朝顔の柔らかな色合いが映える。
試しに鏡を見て当ててみると、頭の中にどんなメイクをするべきなのか思い浮かんでくる。
さくらちゃんにも「どうかな?」と聞いてみると絶賛されたのでこれに決めた。
これ! というものが見つからないときもあるので、今回は良い買い物が出来たとあたしとさくらちゃんはホクホク顔で陸斗達が待っている場所に向かった。
やっぱり男の人は決めるのも早かったようで、陸斗と花田くんは時間を持て余すようにスマホをいじっていた。
「ごめんなさい、待たせちゃったね」
謝りながら近付くと、「いや、かまわねぇよ」と返って来た。
女の買い物が長いのは分かってるから、と。
申し訳ないとは思いつつも、そう言ってもらえると助かる。
「それに、話をしてたら当日は花田の家で着付けして貰えることになったし」
助かった、と陸斗は言う。
しかも何だか機嫌が良くなっているみたいだ。
柄は朝顔。
暗めの紺色に、朝顔の柔らかな色合いが映える。
試しに鏡を見て当ててみると、頭の中にどんなメイクをするべきなのか思い浮かんでくる。
さくらちゃんにも「どうかな?」と聞いてみると絶賛されたのでこれに決めた。
これ! というものが見つからないときもあるので、今回は良い買い物が出来たとあたしとさくらちゃんはホクホク顔で陸斗達が待っている場所に向かった。
やっぱり男の人は決めるのも早かったようで、陸斗と花田くんは時間を持て余すようにスマホをいじっていた。
「ごめんなさい、待たせちゃったね」
謝りながら近付くと、「いや、かまわねぇよ」と返って来た。
女の買い物が長いのは分かってるから、と。
申し訳ないとは思いつつも、そう言ってもらえると助かる。
「それに、話をしてたら当日は花田の家で着付けして貰えることになったし」
助かった、と陸斗は言う。
しかも何だか機嫌が良くなっているみたいだ。