陸斗と恋人つなぎで歩くのも慣れてきた。
あたしも恥ずかしがらずに自然と指を絡ませることが出来るようになっている。
とは言え、恥ずかしくないってだけでドキドキはするんだけれど。
「それにしても、本当に俺も浴衣着なきゃダメか?」
浴衣や夏祭りのものを展示している特設コーナーに向かいながら、陸斗が不満そうに口を開く。
「もちろん! 昨日約束したでしょ?」
そう、昨日教室で泣いてしまったあたしに陸斗が言ったんだ。
『メイク頑張ったからな、何かご褒美欲しいか?』
って。
だからあたしは浴衣で花火大会デートをしたいと言ったんだ。
佐藤さんをメイクしたあの日に思った事。
誘えば一緒に行ってはくれるだろうけれど、一緒に浴衣は着てくれないだろうなぁと思っていたから……。
だからご褒美として陸斗にも浴衣を着てもらいたいと言った。
陸斗は浴衣を持っていないと言うし、あたしも高校生になったんだからもう少し大人っぽいものが欲しかったので今日買いに来たんだ。
あたしも恥ずかしがらずに自然と指を絡ませることが出来るようになっている。
とは言え、恥ずかしくないってだけでドキドキはするんだけれど。
「それにしても、本当に俺も浴衣着なきゃダメか?」
浴衣や夏祭りのものを展示している特設コーナーに向かいながら、陸斗が不満そうに口を開く。
「もちろん! 昨日約束したでしょ?」
そう、昨日教室で泣いてしまったあたしに陸斗が言ったんだ。
『メイク頑張ったからな、何かご褒美欲しいか?』
って。
だからあたしは浴衣で花火大会デートをしたいと言ったんだ。
佐藤さんをメイクしたあの日に思った事。
誘えば一緒に行ってはくれるだろうけれど、一緒に浴衣は着てくれないだろうなぁと思っていたから……。
だからご褒美として陸斗にも浴衣を着てもらいたいと言った。
陸斗は浴衣を持っていないと言うし、あたしも高校生になったんだからもう少し大人っぽいものが欲しかったので今日買いに来たんだ。