どこをどう通ったのか分からないけれど、園の入り口の方へ行くことなく駐車場に着く。
そして一台の軽自動車の前で止まった。
鍵を開けて「乗れ」と指図するお兄さんに少し躊躇う。
車にまで乗るなんて、どこまで離れたところに連れていかれるのか……。
「早く乗れっつってんだろ?」
運転席に座って下から凄んでくるお兄さんに、あたしは勇気を出して聞いた。
「どこに行くんですか?」
「心配しなくても車で十五分程度のところだよ。ちゃんと帰してやるっつっただろ。早く乗れ」
あたしの心配を察したのか、そう説明してくれる。
それに、帰してくれるって言うのは本当みたいだ。
美智留ちゃん達の邪魔が無くてもそう言うんだからきっと大丈夫なんだろう。
これ以上は怒らせてしまいそうだったので、あたしは素直に助手席に乗った。
そして一台の軽自動車の前で止まった。
鍵を開けて「乗れ」と指図するお兄さんに少し躊躇う。
車にまで乗るなんて、どこまで離れたところに連れていかれるのか……。
「早く乗れっつってんだろ?」
運転席に座って下から凄んでくるお兄さんに、あたしは勇気を出して聞いた。
「どこに行くんですか?」
「心配しなくても車で十五分程度のところだよ。ちゃんと帰してやるっつっただろ。早く乗れ」
あたしの心配を察したのか、そう説明してくれる。
それに、帰してくれるって言うのは本当みたいだ。
美智留ちゃん達の邪魔が無くてもそう言うんだからきっと大丈夫なんだろう。
これ以上は怒らせてしまいそうだったので、あたしは素直に助手席に乗った。