中に入ってみると、
やっぱり
テーブルや椅子やソファ、
厨房的な設備もそろっている。

「ここは、もともとカフェだったんだ。
 何年も前に潰れたけどな。」

カフェスペースと通り抜け、
奥の階段から2階へあがる。

「この階は俺の部屋で
 この上はコウの部屋だよ。」

ガチャっとドアを開けると、
ベッドやテーブルや窓辺に服が散乱している。

「レンくん、、もうちょっと片付けなよ。。笑」

「あはは!実桜ちゃんに怒られちゃった♪」

「こんな狭めぇと所にいないで
 さっさと降りようぜ」

「でもでも、コウくんの部屋も見てみたいなぁ~♪」

シズナが可愛くお願いする。

「は?俺の部屋はいいだろ。」

いーじゃん、いーじゃんと
シズナが迫る。

「ったく、、ちょっとだけだぞ。」

そのまま階段をあがり、扉を開ける。

「わぁっ・・」

コウくんの部屋は
思いのほか、かなり奇麗に片付いていた。

ヴィンテージものなのか、
ジャケットが数枚、壁にかかっている。

テーブルやソファは
アイアン×ウッドテイストでまとめられていて、
かなりオシャレ。

「コウくんの部屋、オシャレ~♪」
「すごいね・・・!」

しばらく、コウくんの部屋を見渡して
私たちは1階のカフェへ降りていった。