アッキー達が居る場所を聞き、携帯を閉じた。


「あれ?翔はどこに寝てる?」

リビングに出て、紗理奈に聞く。


「あっ、ソファーに!」


紗理奈が目を向けたソファーを見ると毛布をかけられていて、スヤスヤ寝ている翔が目に入った。


「翔!起きろ!厄介な事になったぞ。」


「あ〜?」


寝ぼけているのか、翔はそのままソファーから落ちた。


「アッキーから連絡が来た。聖夜が三好んトコの若いの連れて街に流れて来たってよ。」


いててっ、と頭を擦っていた翔が驚いた顔をした。


「アイツまだ懲りねぇの?」

「みたいだな。行くぞ。」