マジェスティで倉庫に着くとグロリアも同時に着いた。


誰も声を発しないのに怯えたのか、聖夜は震えながら後部座席にもたれていた。

アッキーと翔の後輩が聖夜の足の拘束を外し、車を出た。


倉庫の扉を開け、中に入る。


ムッとする空気と土臭さが解放される。


転がっているパイプ椅子を置き、聖夜を座らせてアイマスクを取った。


聖夜がパッと目を開け、置かれている状況に息を飲むのがわかる。