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「ようっ!久しぶり!」
マジェスティを止め、自販機の横にあるベンチに座る奴に声を掛けた。
「よう!じゃねぇよ!久しぶりに電話してきたと思ったら、めんどくせぇ事言いやがって!」
捲し立ててる、コイツ。
名前は翔。
俺とタメで中学からのダチだ。
「わりぃわりぃ!まっ、お前どーせ暇だろ?(笑)」
構わず、翔の隣に座った。
「暇じゃねぇょ!」
くっくっと俺が笑うと翔に怒鳴られた。
「んで?何かわかった?」
「あぁ…アイツ、聖夜はろくでもねぇぞ…。俺等が中学卒業してから、やたら肩風切って天狗になってた挙げ句、卒業してからプータロー。」
自販機でコーヒーを2個買って翔に1個渡した。
「サンキュッ!」