シャワーを浴びて、白いダメージジーンズに黒のロンティーを合わせて白いジャケットを着た。
紗理奈も準備が出来たらしく、スキニージーンズにパーカーとラフな格好で玄関でブーツを履いていた。
「まだ、寒いぞ?ジャケないのか?」
「はい、荷物になると思って…」
「じゃぁ、買いに行くか!」
返事は、笑顔で返ってきた。
――――…
買い物を終えて、母さんがオーナーをしている料亭で昼飯を済ました。
「腕の内出血も治ったな。」
水菓子を食べている紗理奈に話掛けた。
「はい。夢みたいです…本当に。アイツから離れられて良かったです…」