――――…

「…さん!健二さん!!」

「んぁ?」


「また、ソファーで寝て!風邪ひきますよ!」


「あ…?あぁ。」


「ふふ。寝起き悪すぎですよ!(笑)」


俺はまだ寝てる脳を必死に回転させ、テーブルの上に置いてあるセブンスターに手を伸ばした。


「今日は、完全OFFですよ。」


「んー。」


まだボーっとする。

最近、社長代理も結構忙しかったから疲れが半端ない。

母さんも全然、帰ってくる気配もない。


「今日は、ちゃんと休むかぁ…どっか行くか?」


「行きたいです!!」


紗理奈に問う視線を向けると嬉しそうに言った。