私…友達いないし…。
家族とかもあまり連絡取らないから
登録なんてしてない…。

元々はWebサイトに繋ぐための
愛用機械みたいなモノだったし。

「もう…。死にたい…よ。」

本当に私は不幸だなあ…。

全ての原因を自分でつくっといて
結局それを改善しようとしない。
そしてこんな結末になって。

…無様な女子高校生。

「ココ…飛び降りれるかな…。」

フラフラと歩きながら手すりに手を掛ける。
錆びていて触るだけで
鉄の粉状のものが手につく。

い…いいよね…?
自殺なんて一生に一度しか出来ないし
またすぐ生まれ変われるんじゃない?
それに私なんて生きてるだけでも無駄…。

「バイバイ…。」

自分に自分で別れを告げ
手すりに上ろうとした。

これで…。これで…!

「…岡崎さん。」

!!?
背後から突然の声。

「…何やってるんですか?こんな所で。」

振り返るとそこには1人の男子生徒の姿。

几帳面そうな顔付きでかなりの美形。
そしてそれに似合わないような
乱れた服装が妙に目立っていた。

「だ…誰?」

軽く睨みながら聞いた。

「誰って…。」

目を丸くしながらソイツは近寄って来る。
や…っえ!?ちょっと待…!

こんな足上げた態勢なのに
そんな近くまで来られたら…!

し…死ぬって!!!(精神的に)

「ちょっと…!こっち…来ないで!」

「何故?」

にっと笑いながらついにソイツは
私の半径1メートル以内に侵入してきた。

ダダダダメ!見られる!!

「…。綺麗な足だ。
 さすが校内一の美人ですね。」

「…は…!?」

なんとヤツは私の太ももに
手を掛けてきた。