「公園って、学校の近くの?」


「そ、そう!」


あたしは何度もうなづく。


早くこの場から立ち去りたかった。


じゃないとあの時のことを全部言ってしまいそうだった。


「き、今日はちょっと早く行かなきゃいけないから。行くね」


あたしは早口に言い、逃げるように家を出たのだった。