「お前はすぐには呼べないだろうと思って作ってもらったんだ。
 ……ところで、真っ二つになったホットケーキはいつ食えるんだ」

「いやだから、なりかけただけで、なってませんから~っ」
と叫びながら、ふたつのスマホを手に汐音はキッチンに駆け戻る。