「あの、もう脱いでもいいですか?」


「望愛ちゃん、何を言ってるの?」


 えっ?


「今度は譲君のお墓に行くでしょ! みみラビ望愛ちゃんを、譲くんに堪能させてあげるんだから」



 星羅さんの目が不気味に光って


「望愛ちゃんに断る権利なんてないからね~」


 星羅さんの低い声が私の神経を震えさせる。


 星羅さんは薄ら笑いを浮かべると、温度を感じない冷酷な目で私を睨みつけた。



「だってそうでしょ? 望愛ちゃんが譲君を殺したんだから」


 ……えっ?


 ……私が殺した?