「着替え終わりました」


「わ~い!」


 私の声に即反応。

 廊下で待機していた星羅さんが、すぐに部屋に入ってきて


「わぁ~、譲君が言ってた通り望愛ちゃんに似合いすぎだよ」

 
 ウサギのように飛び跳ねてくれているけれど

 燃えたぎってしまう羞恥心。

 早く脱ぎたくてたまらない。



「譲君、良かったね。これで譲君の夢が叶えられたね」


 私が選んだお兄ちゃんの写真を胸元に抱える星羅さんは、本当に嬉しそう。

 お兄ちゃん、星羅さんに愛されまくりだね。