「おはようございます」
「おはようございます。」
病室にいた理久に頭を下げる稜真。
2人は何となくぎこちない空気になる。

「じゃあ、俺ちょっと出てくる。買い物してくる。」
「うん」
何となく気まずかった理久は稜真と麻衣がリラックスして仕事の話ができるようにと気を聞かせて病室から出た。

「体調は?」
「うん。リハビリも順調に進んでる。迷惑かけてごめんね。そういえば明日のイベント、どうなった?」
「あー。あれはヘアメイクは斉木にお願いしてある。」
「そっか。あとでメールで詳細伝えておくね」
「よろしく。」
稜真がいつものように麻衣に差し入れの好物を渡す。