だってさ、てことはよ…???


みんなに秘密バラしちゃったってこと…!?!?!?


私が言いたいことが伝わったのか、流星は気まずそうにコクンと頷いた


「おいおい……」


桧山とそこにいた岡田さんは呆れたように肩をすくめる


「仕方ねーじゃん…どうせ、俺らが来なかったら危ないことになってたじゃんか」


流星が子供のように拗ねて話すと…



「でも、流星くん、ちょーかっこよかったんだよ!」


「叶美ちゃんと叶翔くんを助けたいって思いが全面に出てて、私達も協力せざることになったんだから!」


「ねぇ〜????」


と女子たちはその時のエピソードをほっこりとした感じで話し出した


「ま、桧山を助けたのは俺らだけどな!」


「こいつ、大男相手に怪我までしててさ…」


「ほんと、危なっかしがったからすぐ止めたんだけど」


みんな………


なんか、みんなの話を聞いてるとこのクラスってほんとに…いい人しかいなくて、最高で……大好きで、抱きしめたくなって…


「もう、みんな大好き〜〜!!!!!!」



私はできる限りみんなを思いっきり抱きしめた


「…叶美ちゃん、まじ可愛い〜!!!!!」


このクラスで1年間過ごすとか最高でしかなくて、また涙を目に溜めて我慢してると…


「お前、また泣くの我慢してるだろ」


横にいた桧山が呆れたように…いつもの意地悪な顔をして言った


「仕方ないでしょ〜!みんな、いい子すぎるんだもん…」


「まあそれもそうだな……みんなに話して、良かったじゃん」



あっ…それのことなんだけど…


私は桧山の言葉であることを思い出してみんなを集める


もうみんな知ってるってことは、私が女優ってこと知ってるはず


みんなをトラブルに巻き込まないためにも…これだけは守ってもらわないと……


「みんな、私のことはもう流星から知ってる通り、私は実は、女優の神宮萌香です。」


私の言葉で、しっかりと再確認したのか驚きで口を開けたままにしてるみんなを見て


「それで、気をつけてほしい…守って欲しいことがあって……それは、他のクラスの人には私が女優ってことを教えないこと!みんなが知ったからにはそこはしっかりと守ってもらわないとね」


ニコッと笑いながら話すとクラスのみんなは首が折れる…!?ってくらい縦に降った



「あっ…!じゃあ私、叶美ちゃんの恋の手伝いもする〜!!!!」


「あっ!待って!沙耶香ずるい〜!」


「私も私も〜!!!」



「じゃー俺らは流星と叶翔の恋の手伝いだな」


「しゃーねーな〜…!」


「三角関係か……」


「えっ…?三角関係って1番無ずくね…???」




「だったら俺は罪を犯してしまった代償として、こいつらのお手伝いしてやろ…」



ん????


ち、ちょっと待てよ……



「こいつら…何言ってんだ?」


「同感…」


「さっ…さあ……???」



なんか、、嫌な予感するんですけど〜〜!!!!!!