「そうかな〜?それにしては、タイミングよすぎだったんだけどなー」


またまた〜…。

それは、彩奈の考えすぎっ。


自分の席にだれかが座っていたら、声くらいかけるでしょ?


一条くんは、その声のかけ方がほかの人よりもちょっとこわいだけ。

と、三好くんがビビリなだけ。


それに、一条くんに助けてもらうほど、わたしたちは仲がいいわけではないし。



そのあと、1限の数学の授業が始まった。