だから、出演する番組は欠かさず見ていて、録画までしてくれているんだとか。


「でも、おしかったね〜…。あとちょっとで優勝できたのに!」


…あ。

と思ったときには、すでに三好くんは一条くんの席に座っていた。


「あの問題は、中学生じゃ無理だよな〜。番組側もそれくらいわかって、出題してほしいよね〜!」


三好くんの一方的な会話。


…ある意味、なんだか懐かしい。