俺は稜葵。

楽しそうに弟の龍葵と妹の葵雫が

仲良く教室に戻って行った。

緋依「いーくん。どうしたの?」

俺「あぁ…葵雫が笑ってるなって」

緋依「葵雫ちゃん。やっと笑顔になったね。」

俺「あの時の記憶……思い出さないといいけどな。」

緋依「……そうね。」

葵雫…俺たちがお前を守るからな。

だから、前みたいに笑ってくれ…

もう、あんな葵雫を…龍葵を俺は

家族として兄として見たくないんだ…