11時になって、私達は少し遅れて集合場所へ行った。

いやぁ、忙しかった。

「ね、ねぇ、千恵。僕、顔にすきって
でちゃいそうだよぉ。」

と、さっきから私の肩に頭をぐりぐりして
めそめそしているりっちゃん。

かわいすぎ。


「ほらほら、りっちゃん。大丈夫だから。
いつもどうりのりっちゃんでいれば、仲良くなれるよ。」

と声をかけて歩く。

「あ!前川くん、白川くん!遅れてごめんね。」




「いや。大丈夫です。クラス大変そうでしたし。」


と前原くん。


「へ?き、きたんですか!?」


おぉ。りっちゃんが照れてるよ。



「おぉ。こっそり見に行ったぜ。」

と白川くん。



「あ。ねぇ、二人はお互いをなんて読ぶのー?」


ふと、疑問に思ったので聞いてみた。