次の日。私とりっちゃんは図書館にいた。

「あ!千恵。あの人だよ、白川くん。」

おぉ。でかい。175.180?くらいはありそう。
てか、眼力すごいな。

あの人笑うの?ほんとに?

りっちゃんは目がおかしいのか?

「お。きたきた。彼が白川くんのお友達の
前原伊智くんだよ。」


わ。黒縁メガネがよくお似合いだわ。

「おい。伊智、今日はラーメン食いにいこうぜ。」



「あぁ。いいよ。お前の奢りな」


「ハハッ。ほんとお前はそればっかだな。」


おぉ。笑ったよ。


ふと隣に目をやると、顔を手で覆う人物が一人。


「りっちゃん、今もしかして····
射抜かれたの?ドッキュン??」



こくこくと首を縦にふるりっちゃんは
本当に可愛い。



すると、バチッと前原くんとやらと目があった。

無視するのもあれだしなぁ。

ペコっと礼をしてりっちゃんと帰ろうとした。

「あの。」


えーー。なぜ声をかけるのですか