「高校生だったのか。」



フッっと息を吐いた戸崎さん。




「俺は弄ばれたのか…、」




私の隣にいる空に目を向けてからそう発した。



違う…!



そう言いたかったのに


見えた横顔が苦しげな表情で…


何も言えなかった。




私は戸崎さんを傷つけてしまったんだ…