「 おまっ…水かけんな!? 」
「 まぁまぁ心を広く持って〜 」
「 冷たーいっ 」
他に人がだれもいない、海。
わたしたちだけの、海。
あのころと何もかわることのない、海。
「 あはっ……楽しいなぁ… 」
一人だったら、きっとこんな気持ちになることはなかった。
かおるちゃんがいて、新大がいて。
三人だから、楽しくて。
いちばん、いちばんだいじな時間だから
これからも大切にしなくちゃって、そんなことを思ったら
なんでかな、胸が痛んだ。
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