そうして、私は国外へ追放された。 黒いマントをかぶり、わずかな資金を持ち、 自分の家の紋章のバッジをカバンにしまった。 「こんなもの役に立たないな。」 馬車に乗り、どこへ行くのかも分からず 遠い遠い場所へと連れて行かれたのだった。