そうこのスカーレット妃こそが、頭のきれる悪性女だったのだ。



魅惑なオーラで王をたぶらかし、支配し、この世は自分のものであるのかのよう


傍若無人に振る舞った。




『この宮殿に、王族以外が住むのはどうかと思うわ。




それに、あなた、私の子息に手を上げたそうじゃない。』





スカーレット妃は、お母様にありもしない罪を擦りつけ、



お母様は、追放どころか処刑となってしまったのだ。






そして、私はお母様の死を無駄にしないために、




その裁判が冤罪であったことを証明するために、



何年も何年も勉強を続けた。