「ルアーナ様。ご到着いたしました。」



馬車のお付きの人が、眠っている私を起こしにきた。




「ここは?」




窓から外を見ると、自国よりも空気が乾いていて、



凄く居心地が悪かった。





「ここは、ルアーナ様がいらした国からずっと東にあるお国であります。




今の所、ここの国が経済的にトップで世界をリードしております。」





東国は、太陽があるが花が咲かないと言うことを本で読んだことがあったが、




本当だとは思わなかった。




「ここが、例の国か。


なぜ私は、この国に来たと思う?」





私は、皮肉にも聞く。