さっきまでは貴也さんの感覚をリアルに覚えていたくせに、
忘れたくなかったくせに、
今はもう・・・
武の感覚を刻みこんでほしいと願う自分がいる。

何度も、
何度も、
甘い刺激がほしくて腰を振るあたしがいる。



武しか見えなくなる。




これって尋常なの?
尋常なんかじゃない・・・



誰かに必要とされていたいから。
セックスは2人いないと成り立たないから。
こんな愛のない行為1つ1つも
あっさりと認めてしまう―・・・