武はいつもそう。

優しいと思いきや、あたしの心を傷つけて苦しませる。
何を考えてるかまったくわかんない。

「あたしのセフレやってる武には言われたくない!!」

ダンッ!!
「っ・・・!!なにすんだテメェ!!」

「あんたが余計なこと言うからでしょ?!武なんか死ね!!」



思いっきり足を踏みつけて、

思いっきり睨みつけて。

あたしは、音楽室を飛び出した―…