ってか、考えてみれば。
…できるわけないじゃん。
セフレに女の子紹介したってセフレ増やすだけじゃん?きっと。
しかも…武が他の女の子抱くのって、なんかやだよ。

あれ?
別に…よくない?
んー…なんでそう思うの?あたし…

脳みそが混乱してあたしが頭を抱えていると、

「てか!」
美希が両手をパチンッと合わせた。
今日も金色の髪が太陽にあたってキラキラしてまぶしい。
そして、その何分かけたのかわからないがっつりと盛った髪。
ここはキャバクラじゃないって、思わず声が漏れそうになる。

そこを押し殺して、言葉の続きをたずねると

「どしたー?」

「あのさあのさっ、倫って彼氏いんの?!」

ズルッ…
机からひじが落ちてあたしは思わずあごを打ち付けそうになった。