久々に部屋でゴロゴロしながら考える。
告白してもいいのかな?
でも、もし海里が困っちゃって会ってくれなくなったら
辛すぎるよね。
それなら何も言わずにこのまま夏休みの間は友達として過ごして、また会った時にまだ好きな気持ちが残ってたら告白しようかな……?





「よしっ! そうしよう!」




意気地無しだった私は告白は今はしない事にした。
でもこの時に勇気を出して告白していたらと
後悔するのはまだ知らない。











次の日、気持ちを切り替えて海里の元に向かった。
今思えば毎日会ってたのになにも言わずに昨日
行かなかったのまずかったよね?
会ったら海里に謝ろう。





海里を見つけて声をかけようとしたけどかけれなかった。なんだか背中が寂しくて。





時間がたって優しく声をかけてみる。




「海里?」




「凪紗……?」




振り返った海里の顔がすごい悲しげな表情で
昨日私が行かなかった事で悲しい思いをさせたのかもしれないと思って慌てて謝った。





「昨日来なくてごめんね? 少し考え事をしてて来れなかったんだ」




「もう考え事は終わったの?」




「うん!もう大丈夫!」




「そっか。 俺はてっきり……」