私の返事が意外だったのか、驚いている響くん。



「ま、このままやと花恋は友達できへんやろうし、できるだけ顔出したるわ」



え、ほんとにっ……!?︎



「ありがとうっ……!」



うれしくて、笑顔がこぼれた。

やった……響くんがいてくれたら、心強い。



「それに、金曜は絶対おるで」

「金曜日?」

「学食に金曜限定で黄金ハンバーグゆうやつがあんねん! それがうまいから、金曜だけは皆勤賞やで!」



得意満面にそう言いはなった響くん。



「……って、明日金曜やん!?︎ 明日はサボろうと思っとったのに……」



すぐにがっくりと肩を落とした響くんは、「まあうまいもん食えるからええけど……」と納得している。



「というか、ふたりがいなくても俺がいるよ」



陸くんの言葉は、素直にうれしい。

ただ……失礼だけど、たまに怖い顔をするのが気になって仕方なかった。