人気者の3人と、私みたいなのが一緒にいたら……女の子たちに嫌がられるに決まってるっ……。

ああ……私の華の学園生活が、終わったかもしれない……。



「お前、なんか言われてんな」

「……」



響くんが、楽しんでいるようにそう言ってきたけど、何も言い返せなかった。

か、悲しい……。



「あれ、編入生だよ。生徒会入ったんだって」

「は? 編入早々? 嘘でしょ?」

「あんな地味な女が、あの3人に付きまとわないでほしいんだけどっ……!!︎」



す、すみません……。

できるだけ存在を消そうと、身を縮こめた。

女の子の友達、たくさんできますようにって神社でお願いしたのに……うう。



「なんかごめんね。俺たちのせいで目立っちゃったね」

「う、ううん! みんなのせいじゃないよ……! あ、あはは……」



陸くんに気を使わせてしまった……。