わぁ、みんなが選んできたメニューおいしそう……!

それに、おかずの量がすごい……!



「ボリュームあるんだね!」

「大盛りやからな」

「そんなこともできるんだ……!」

「……にしても、花恋の弁当でかいな」



響くんが、私のお弁当を見ながら若干顔を引きつらせている。



「そう? 今日は少ないくらいだよ」

「少ない……? お前……ほっそいのによう食べるんやな……」



普通だと思うけど……。

そう思いながら、いただきますと手を合わせお弁当を食べはじめる。



「え……何、あの女……」



あ、あれ……?



「なんであの3人と一緒に食事してるの……!?︎」

「誰よあのブス!!︎」



非難するような言葉があちこちから聞こえてきた。

どう考えても、その言葉の矛先は私だった。

ど、どうしよう……。