「・・・だよな。嬢ちゃんがいつも付けているやつだよな。」





さよは何も言わなかったが、それは肯定を示していることは確かだった。









「怖がらせちまって悪かったな。俺は浪士組の原田左之助だ。黙ってたのも悪かった。じゃあ、これを返しに寄っただけだからよ。」