「はぁ……」
僕は、鏡に映った自分の姿を見てため息を付いた。ショートカットの僕に似合わないスカートが、映る。
「……今日も女の子らしくしないと……」
なんて呟きながら、胸元に赤いリボンを結んだ。
僕は女の子。それと同時に、男の子であるとも思ってる。どっちかって聞かれたら男の子の方が強いかな?
僕はXジェンダー。LGBTQの1つで、男性でもなく女性でもないと感じるセクシュアリティ。Xジェンダーにはいくつかの種類があって、僕は女の子であり男の子であると感じる両性タイプ。
「……お母さん。行ってくるね」
リビングにいるお母さんに声をかけると、お母さんは「気をつけてね」と微笑んだ。
教室にある自分の席に座って、僕はスマホで絵を描く。僕は、絵を描くのが大好き。描いた絵は、ネットに載せてるんだ。
「……出来た」
今描いてるのは、僕のネッ友の瑪瑙(めのう)ちゃんの創作キャラ。描いていい?って聞いたら、良いよって言ってくれたんだ。
『瑪瑙ちゃん、描けたよ!』
そう一言添えて、僕はイラストを送る。すぐに、『可愛い!ありがとう!』と返事が帰ってきた。
『本当に、ひろの絵柄好きだな』
『そう?ありがとう!』
僕は、鏡に映った自分の姿を見てため息を付いた。ショートカットの僕に似合わないスカートが、映る。
「……今日も女の子らしくしないと……」
なんて呟きながら、胸元に赤いリボンを結んだ。
僕は女の子。それと同時に、男の子であるとも思ってる。どっちかって聞かれたら男の子の方が強いかな?
僕はXジェンダー。LGBTQの1つで、男性でもなく女性でもないと感じるセクシュアリティ。Xジェンダーにはいくつかの種類があって、僕は女の子であり男の子であると感じる両性タイプ。
「……お母さん。行ってくるね」
リビングにいるお母さんに声をかけると、お母さんは「気をつけてね」と微笑んだ。
教室にある自分の席に座って、僕はスマホで絵を描く。僕は、絵を描くのが大好き。描いた絵は、ネットに載せてるんだ。
「……出来た」
今描いてるのは、僕のネッ友の瑪瑙(めのう)ちゃんの創作キャラ。描いていい?って聞いたら、良いよって言ってくれたんだ。
『瑪瑙ちゃん、描けたよ!』
そう一言添えて、僕はイラストを送る。すぐに、『可愛い!ありがとう!』と返事が帰ってきた。
『本当に、ひろの絵柄好きだな』
『そう?ありがとう!』