「失礼します。」


そう言って姫菓さんはまた、僕の腕を引っ張って廊下へ出た。







「………………」

『僕、怒ってもいいですか!?』


「…え!?」


『ふざけないで下さい!姫菓さんは芸能人なんですよ!あんな大勢の前できっ…キス…するなんて////!』



「だって………」


『だってじゃないです』