「……う、うん」


何も考えられなくなって頭が真っ白になった私は
とりあえず返事だけした



返事をした私に「よろしい♪」と言いながら
満足気に頷く健吾くん




「類の野郎
 美羽ちゃんの事、悲しませるなんて許さねー」


そうブツブツ言いながら
ハンガーに掛けてあるブレザーを羽織って
帰る準備を始める健吾くん





……


……


そういえば私
今、健吾くんに……何された( ˙ ˙ )??





いきなり、顎を持ち上げられて


そしたら目の前に、健吾くんの顔が──……



私はそっと顎に手を添える




……少しだけ、顎に感触が残ってる





さっきの事を思い出して
顔と耳が一気に熱くなる私





けけけ、健吾くんってば


いきなり何て事するの!!!!?/////照