「っ、私の方が大好きだよ〜!!負けないからねっ!」
「いや、何と張り合ってるの?」
ふっ…やっぱり、持つべきものは友達だ。
あんなに憂鬱だった気分が、いつの間にか晴れやかになっている。
「…千夏、あとで話聞いてくれる?」
そんな千夏に、きちんと話したいと思った。
「もちろんっ!なんでも聞くよ…!」
「ありがと」
「えへへっ、どういたしまして」
とりあえず、昼休みまで我慢だ。
どうしても結弦が隣にいるけど、気にしないようにしよう。
千夏に相談して、何を話さなきゃいけないのかまとめてからがいいと思うから。