「雫、一緒にお風呂入ろうね!」 「…入るわけないでしょ、バカ」 「えぇ〜、いいじゃん…!」 冗談っぽく言ってるけど、目が本気なのは見間違いだろう。 「雫ちゃん、座って座って。ご飯よそるからね」 「ありがとうございます」 …私、無事に朝を迎えられるかな。 不安が胸をよぎったけど、今は結月さんが作ってくれた料理を食べることだけを考えた。