「いいのよ〜!なんなら、毎日来てくれたって構わないわ!」
結弦と似たテンションで話しかけくる美人の女性は、結弦のお母さんの瀬名結月さん。
結弦のあのハイテンションは、きっとお母さんに似たからだろう。
雰囲気もそっくりで、仲のいい親子というのがひしひしと伝わってくる。
「母さん、僕たち勉強するから邪魔しないでよね」
「あら、勉強って言っても、どうせ雫ちゃんに教えてもらうんでしょー?」
「むっ、別に教えてもらうことだって勉強だし」
「ふふっ、そういうことにしておきましょうか。あとでお茶持って行くわね」