あれから数年後


俺とひまわりは2DKのアパートに住んでいる


家が隣だから引っ越す必要もなかったけど


何事も2人で出来るようにと思って始めた同棲生活だ


もうかれこれ半年は経つ


仕事も安定してきたということで俺とひまわりはある場所に向かうため


俺はひまわりの髪をセットしている


「ふんふーん♪
ふふふふふーん♪」



鼻歌でさえ音痴なひまわりは相変わらずだった


俺とひまわりがこうしてくっついてると必ず奴がやってくる


「にゃ〜お!」


猫だ


「こーら、ぽてと、コテに触んないよ?
火傷しちゃうからね」


「にゃんにゃっにゃ!?」


俺らの部屋はペット有りのアパートで


ラガマフィンの猫を飼っている

名前は【ぽてと】


種類までマックにしなくても…って思ったけど名前までマックになってしまった






「ぽっちゃんおいで」


「にゃに!?」


ぽてとはひまわりの膝の上に乗る


「ぽっちゃんもブラッシングしようねー」


ひまわりが猫用のくしを使ってぽてとの毛並みを揃える


猫はブラッシング嫌がるらしいけどぽてとはあんまり抵抗がないみたいだ


「ぽてと〜お前はえらいなーブラッシング嫌がらないで」


「……にゃ?」


俺はぽてとと仲良くなくて基本ひまわりと遊んでる


あ、ご飯の時だけ俺に寄ってくる都合のいい飼い主だ


「今日ねー高校のみんなと久しぶりに遊ぶんだよー」


「にゃんにゃにゃ!?
にゃにゃにゃんにゃにゃにゃあー?」


「うん!久しぶりだから嬉しいよ!」


ぽてとはひまわりに似てお喋りのようだ


にしてもひまわりも猫語みたいのわかんのか?