「えー!おめでとうございます!
お祝いのキスしてあげますね!」


二宮さんは俺に顔を近づける


「ままままま、待てコラ〜!」


俺は二宮さんの肩を掴んで突き放す


「俺に好きな人が居るんだ!
もうこういうことはやめてくれ!」


「えー?無理ですよー」


「な、なんでだよ!俺の嫌がることはしないんじゃなかったのか?」


「私が風馬先輩の彼女だったら嫌がることはしないって話なんで
彼女になれないんだったら別にどうでもいいですよ?」


「屁理屈魔性女!!」


し、しかしマジでこの状況はまずいのでは?



「あのお花畑先輩が好きな人ですか?」


「そ、そうだよ!」


「えー?きもー」


「お、おい、バカにするのだけはやめろ?」


「私の方が風馬先輩のこと好きですよ?
私にしましょうよ!」


「しない!今日はその話をしに来たんだ」


「その話しに来たのは風馬先輩であって私は今日風馬先輩とエッチなことしようと思ってるんですけど」


「しねーって!」


前から思ってたけど話が通じない


俺の話を無視してるのはそうなんだけど


こんなに人の話聞かないことってあるか?


この子の思考回路がわからなすぎる