俺はずっとひまわりを幼なじみだと思って壁を作っていた
ひまわりは幼なじみという壁を作らずずっと好きでいてくれた
ひまわりが俺を幼なじみだと思ったことがないって言っていた意味がやっとわかったよ
俺とひまわりはずっとお互いを受け入れている
小さい頃からお互いを必要としている
そんな存在だったからひまわりは幼なじみだと思ったことがないんだろうな
今は好きな人でいい
幼なじみじゃなくて
昔から好きな人でいいんだ
「俺、ひまわりにビンタされた時に
ひまわりの周りに人が居るから俺じゃなくていいって言ったことあったよな」
「うん、めっちゃ傷ついた」
「……ごめん、それは悪かった
俺も今だから気付いたけど
ひまわりは周りにいる人じゃなくて俺じゃないとだめだったってことでいいの?」
「そうだよー!わかってくれて嬉しいよ!」
「ならよかった」
【ぐぅ〜〜〜!!!】
このタイミングで
まさかのひまわりのお腹が鳴った
「あ〜お腹すいたぁせっかくのムードが台無しだぁー」
「おめーだろ原因は」
ひまわりは相変わらず明るかった
久しぶりに見るひまわりのその無邪気な笑顔が俺はずっと好きだと思ってた