「………ひまわり」



「…ふーま」


ひまわりが手に持ってるのは俺の手紙……


じゃない?なんだこれ?



「どうした?」


「……手紙読んじゃった」


読んだのかよ…


「全く、俺が来たら読んでもらおうと思ったのにー」


「ごめんね、でも嬉しかった」


ひまわりは手に持ってる紙を俺に渡してくる


「これ、昔ふーまが私に書いた手紙だよ」


「……これが?」


今までずっと知ることが出来なかった俺が昔書いた手紙


その内容を見てみる


「………」


俺が今、ひまわりに思ってることの全てが


幼稚園の時の俺が素直に書いている


なんだ…俺は昔からひまわりがいないと生きていけない人間だったんだ


「あの手紙も昔の手紙も思ってることは一緒だよ
俺はひまわりが好きだ、
俺とずっと一緒に居て欲しい」


「………ありがとー
私も好きだよ…ずっと好きだった」


ひまわりはまだ泣いている


そんなひまわりを俺は力いっぱい抱きしめた


もう離れたくないから強く抱きしめる


「ふーま…ずっと無視してごめんね
カッとなって叩いてごめん」


「いいんだよ、俺がひまわりの1番嫌な言葉を言っちゃったからな」


「何かわかってんの?」


「あほ毛」


【ギイイイイイ!!】


「いてー!!」


ひまわりは俺の背中をつねる


「最低だよ!そこであほ毛は最低!」


「ごめんってば!冗談だよ」


「じゃあ早く言って、私の嫌いな言葉」


ひまわりの嫌いな言葉

俺はひまわりにビンタされた時の事だった


『俺らただの幼なじみだもんな』


そう、これしかない


「……幼なじみ」


「……当たり」