世界No.1暴走族・天海朧月 下

七聖は目を閉じたまま、動かない。

冷たい……っ。

幸い息はしている。

武道館の会場に戻ると、

朝陽
「っ優心!七聖は!?」

と、みんな駆け寄ってきた。


「ダメだ、完全に意識を失ってる!父さん!病院へ連れてこう!」

文也
「医者を呼ぼう!こうなることだと思って呼んでいた。一度、俺の家に行こう!瑠衣、いいだろ!」

瑠衣
「あぁ!頼む!」

ふたり、知り合いなのか?

って、今はそんなことどうでもいい!