世界No.1暴走族・天海朧月 下

私、らしく……?

ぎゅっと、優心のネックレスを握った。

彩香
「七聖にとって、きっとその人は命をかけるほど大事なのね」

っ……。

そう、だよ……。


「大事だから……っ守りたい!」

彩香
「七聖……」

じわっ……と涙が出た。

どうしても、守りたいっ……。

ううん、守ってみせるよ……。

お兄ちゃんとの約束、守れないけど。

でも……お兄ちゃん、見てて。