世界No.1暴走族・天海朧月 下

優心
「はぁー…………あっそ」

頭上から、優心の冷たい声が聞こえた。

っ……。

優心
「そんなに言うならもういい。今すぐ俺の目の前から消えろよ」

あぁ……終わった。

私の任務、ひとつ終了……。


「ばいばい、優心」

今まで……たくさんの愛をありがとう。

優心
「っ……」

優心の横を通り過ぎて、思い切り走った。

これでいい……これでいいんだ。

初めて、優心と本当のケンカをした。